事務局長の藤原です。
一年ほど前から準備をしてきました「福祉の現場 ICT活用協議会」をついに立ち上げることができました。
福祉業界の人材不足は顕著で、介護職員は2025年に約40万人が不足すると厚生労働省は発表しています。業務効率化や経営の高度化、そして若者の就労先として福祉業界が選択されるために、ICTの活用が重要なキーファクターになるのではないでしょうか。
これまでの福祉業界におけるICT化は、職員がPC(パソコン)を触れる時間が限られているため、請求業務や管理業務など本部の業務が対象でした。しかしスマートフォンの普及により大きく状況が変わってきました。日常的に利用していて、気軽に持ち運べるスマートフォンによって福祉の現場のICT化は大きく進むと確信しています。またセンサーを中心としたIoTの活用による業務効率化も大きな可能性を秘めています。
本協議会では、全国の社会福祉事業者が中心となってそれぞれの知見を共有・洗練することで、福祉の現場におけるICTを活用した働き方改革と経営の高度化を達成し、福祉業界の発展と改善に寄与することを目的としています。
今月よりWebサイトも開設して、会員を積極的に募集するフェーズに入ります。協議会の運営にもICTを徹底的に活用することで、日本全国からいつでも気軽に参加できますので、ぜひご入会ください。
3年後、他のどの業界よりも福祉業界がICT化進んでいると言われるような未来に向けて、本協議会でみなさまを支援して参ります。
事務局長 藤原 士朗(ケアコラボ株式会社)