介護施設の看護師に代わり、代行業者の看護師が夜間オンコールの対応を行う「夜間オンコール代行」サービス。看護師の夜間待機の負担を減らすことで、離職の防止や採用へつながるとして今、注目を集めています。
その「夜間オンコール代行」を行っているドクターメイト株式会社では、夜間のみならず日中の医療相談と合わせて24時間体制で介護現場を支えています。またその相談経験から生まれた介護職向けe-ラーニングも提供するなど、幅広く介護課題に向き合っています。
今回は、そんな介護における医療の不安を解消できると話題のドクターメイトのサービスを調査したのでご紹介いたします!
入居型の介護施設向けに、8:30〜17:00の時間帯に利用できる専任の医師に相談できる「日中医療相談」と、17:00〜翌8:30までの「夜間オンコール代行」を展開し、24時間365日医療サービスを提供。
2023年1月にはオンコール受付数が2万6千件を突破し、大手法人の介護施設をはじめ700カ所以上の施設で導入され続けている。
また、その医療相談データから介護施設に本当に必要な内容に特化した動画コンテンツを作成した教育サービス、介護職向けe-ラーニング「Dスタ(DM-study)」も展開中。
現場の医療課題を24時間体制でサポート!
高齢化が進む日本において、今後も介護施設の利用者は増加が見込まれています。一方で、介護業界における人手不足は非常に深刻。
2018年度に行われた介護労働実態調査では、約70%の介護施設が人手不足であると回答しているほどです。
そんな介護業界に一石を投じたのが、ドクターメイトのサービスです。
まずは、ドクターメイトのサービスがどのような医療不安を解決してくれるのか、またどんなメリットがあるのかをご紹介します。
看護師、職員の負担を軽減する「夜間オンコール代行」
多くの介護施設が抱える下記のような悩み。決して他人事ではないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
- 看護師の夜間オンコール対応での負担がある
- 夜間オンコールがあることで採用が難しい
- 介護職員の高齢化が進んでおり夜間シフトが組みにくい
特別養護老人ホームで働く多くの看護師が夜間コール待機を負担と感じており、施設としても離職につながるなど、夜間待機問題は多くの施設が頭を抱える課題です。
その解決策の一つとして今注目されているのが、「夜間オンコール代行」です。
実際に導入した施設では、夜間待機をなくすことで離職が減ったという事例や、看護師の新規採用に繋がったという声が多く上がっています。
特にドクターメイトが提供する「夜間オンコール代行」は、介護施設経験者を含む看護師が待機しており、電話にてマニュアルに沿ってヒアリング、アドバイスを行います。
テレビ電話で患部などを確認しながら相談ができ、医師も待機しているためバックアップ体制もバッチリ。
現在までにトラブルなどもなく適切なアドバイスが受けられると好評です。
気軽に何度でも相談できるオンライン「日中医療相談」サービス
ドクターメイトが展開するサービスは夜間に限ったものではありません。
オンライン医療相談は、日中にタブレットやスマホの端末からチャットにて医師に相談ができるサービスです。患部の写真をチャットで送っての確認も可能です。
このサービスの一番のポイントはちょっとした体調不良や、医師に聞きたい些細な疑問でも、回数を気にせず相談できること。
日々の不安を解消することで、通院数回数の削減や重症化する前に対応することが可能になります。全科に対応しているため、連携医が専門外のケースでも相談ができます。
導入したある施設では皮膚科の通院数が70%減った事例もあります。
また病院へ行くとなると職員の付き添いや、診察時間まで待機したりと半日かかる業務だったものが、すぐに相談できるため利用者や職員の負担の軽減に繋がっています。
レポートサービスで職員の負担も軽減!
両サービスとも相談後15分ほどで、相談内容・質問内容・アドバイスがレポートにまとめられメールやFAXなどにて情報提供されます。
そのため施設内での情報共有もスピーディかつ、職員がレポートを作成する必要がありません。
機能がとてもシンプルなため導入も簡単。パソコンやITに詳しくない方へも丁寧にサポートしており、疑問があればすぐ電話で問い合わせることが可能です。
両方のサービスを利用することで、看護師、介護職員の働き方改善に繋がると同時に、いつでも医療相談できるため利用者の安心にもつながっています。
医療従事者と職員をつなぐドクターメイトの教育サービス
介護施設の人手不足問題は、現場の課題解決だけで解消される問題ではありません。離職を減らす、新規で職員を採用する他に、活躍できる職員を育てていくことも非常に重要です。
まさに「Dスタ(DM-study)」は、学んだ成果を現場へ活かしていける新しいe-ラーニングサービスです。
医療相談から生まれた介護職向けe-ラーニング
2022年12月にスタートした「Dスタ」は、医療相談で蓄積されたデータを現場に還元できないか、という観点からスタートした新しいサービスです。
医療従事者と介護職員との医療知識の差から、コミュニケーションがうまく取れない課題があるとの声や職員教育に課題を抱えているとの声などがあり、その解決へ向けて職員の教育サービスが生まれました。
動画では医師をはじめ理学療法士などの介護分野のスペシャリストが講師を勤めたりカリキュラム監修を行っています。
キーワードは「短くて分かりやすい」
「Dスタ」では、未経験者から介護支援専門員までレベルが1〜5段階に別れており、各70〜80本の動画で構成されています。
1回の動画が5分程度と短いのが特徴で、隙間時間での受講が可能です。
カリキュラムに沿って学んでいきますので、次に何を学ぶか迷うこともなく、知識のばらつきもありません。
職員全員が一律で知識が身についていきます。講師に直接質問でき、受講後はテストで理解度もチェック可能です。
サポートスタッフが実際に学習が浸透しているかのアフターフォローも行っています。
煩雑な進捗管理もワンクリックでOK
研修を運営ができるスタッフや時間がないという課題を解決するのはもちろんですが、研修の課題でよくあるのが進捗管理の煩雑さです。
ですが「Dスタ」であれば、進捗管理は常にリアルタイムで一覧で出てくるようになっていますので、管理する側の負担が少ないこともこのサービスの特徴です。
職員のスキルアップで課題を解決!
医療従事者は知識を学んで現場に出ますが、職員は知識がなく日々現場で言われた指示に従うという受け身な立場の場合があります。
そこをカバーできるのがe-ラーニング。医療教育を受けることで知識を身につけ、医療従事者としっかりとしたコミュニケーションが可能になります。
また職員一人一人が医療的観点で判断ができるようになれば、施設としての水準もあがり他の施設との差別化もできます。
スキルアップすることで、キャリアへの不安を抱える職員の悩みも解決していくでしょう。
医療ニーズが高まる中、施設内で看護師と職員が連携して対応していくことで利用者の安心や安全に繋がっていきます。
24時間の医療相談サービスとe-ラーニングで相乗効果を
今回、人手不足の観点からドクターメイトのサービスを複数ご紹介しましたが、言い換えれば、日中医療相談と夜間オンコールでは起きたことへの対処や確認がより簡単に行えるようになり、e-ラーニングで医療トラブルなどを起こさないための予防対策を取れるようになります。
両サービスを利用することで、現状の労働環境の改善と今後のリスクヘッジが実現でき、包括的な施設の課題解決に繋げることが可能となるでしょう。
このようなICTツールは施設が理想とする介護の実現への手段です。
看護師の負担軽減や職員がスキルアップすることで、利用者がより良いサービスを受けられるという良い循環が生まれます。やりたい介護ができる環境を整える一歩として、ICTサービスの導入をぜひご検討ください。